現在はどの業界でもIT化が急激に進み、いち早くシステムを導入することが求められています。
業界の変化に伴い、SEとしてその変化に対応することが重要になっています。
従来ではウォータフォール型と呼ばれる開発手法が採用され、
一つ一つの工程が完了すると次の工程へ移っていました。
変化後としては高速開発という機能の改修を素早く行ってほしいとの要望を多くいただきます。
お客様の変化はどこでも起こっているとは思いますが、
開発手法に伴う変化について、経験談をもとに書いていきたいと思います。
お客様は高速開発についてわかっていない!
お客様から「アジャイル開発」・「高速開発」でシステムを構築してくれと要望は言われるのですが、
お客様自身がどのような開発手法なのか理解できていないことが多いです!
高速開発は構築する機能が決まっているとその手法が有効になるのですが、
そもそも要望があいまいな状態であり、要件を確認する時間が増えてしまいます。
お客様に高速開発を導入し機能をどんどん作ってほしいと話があった時には、
前提条件(自分たちが実施すること・お客様の役割)を明確にすべきかなと。
全てを担ってしまうと、肝心な製作に時間が取れない状況が発生します。
要件の変化が激しい
高速開発は優先順位が高い機能から構築することが一般です。
一番欲しい機能を導入し、新たな機能を織り込む手法です。
ですが構築してほしいといわれた機能を導入しても、
お客様の手元にそのシステムが渡ると別の要望が上がることは絶対にあります!
例えばゲームをやっていたとします。
新機能が追加されたとすると
そのゲームをやりやすくするための機能が別でほしくなったりしますよね?
このサイクルが何度も繰り返されることによって、
本当に必要な機能の優先順位が変わってしまい進め方を練り直すことも発生しました。
開発力が身につく
機能をどんどん織り込み手法ということもあり、
開発をたくさん経験することができます。
勤務年数が増えるとどうしても「要件定義」「設計」工程を任されますよね?
私は同じことの実施が好きでないので、別の工程を久々に実施できるのはとてもうれしく感じます。
また要件定義で蓄積したコミュニケーション能力というのを高速開発では同じように発揮することができます。
うまく仕事を流すことができれば開発力を伸ばしたい若手などに便利な手法になると思いました。
SEは開発能力よりもお客様と話す力が大事ということが伝わるでしょうか。
開発力はほどほどでいいと思います。
まとめ
お客様の変化に伴い対応することはかなり大変です。
お客様のニーズを正確にとらえられず、方向性を間違ってしまうことも少なくはないと思います。
ですが、重要なことは変わりません。
「お客様とのコミュニケーションを密に行う。」
何度もブログで記載してきましたが、この行為が重要になるでしょう。
お客様の中には多忙でありコミュニケーションのじっくりとる時間がなかったり、
必要な情報を聞き出すのに苦労することもあるでしょう。
人間関係は時間をかければ開くことができますし、仕事の仕方を工夫すれば対応することもできます。
ぜひ身近で活躍している人の行動をどんどん吸収することを実施してください。
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