今回の記事ではSEとエンドユーザ(システムを実際に使う人)が
どんなやり取りを行いながらシステムを構築しているのか
について書いていきたいと思います。
SEは
「黙々とプログラムを作っている」
というイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そんなイメージをお持ちの方に、
実際にSEとエンドユーザがどんな関係を持ちながら仕事をしているのか
そこを触れていきたいと思います。
大人数とのやり取りをしながら作業
エンドユーザは一人ではありません。
大きな会社を相手にし一つのシステムを導入すると、
数百・数千のお客様がシステムを使用します。
(Googleは一日に約30億も検索されているとか)
そうなるとお客様の年齢ももちろん幅広くなります。
問題ですが少し歳がいっている方だと、IT用語が伝わりません。
単語が伝わらないだけではなく、導入したシステムの使い方も説明しなければなりません。
ここで言いたいこととしては、
「システムを作りこむことだけSEの仕事ではない。」です。
システムを導入する前の打ち合わせ ~ システムを導入した後のサポートまで
全てを担当しなければなりません。
また担当するシステムはどんどんと増えていきます。
なのでIT系の人材がこれからの時代重宝されるのだと思います。
DX化が進む中でITの知識はなくして進むことができません。
これはSEだけではなく、お客様も必要です。
システムを導入するまでは少ないお客様とのやり取りでシステムを構築することもありますが、
導入したら多くのお客様からお問い合わせをいただけたり、ご指摘を受けます。
SEは決して黙々と仕事をする職種ではないということがお分かりいただけますでしょうか。
ITの知識はゼロだと思い込み会話
上記でも述べましたが、IT知識を持っていないお客様ばかりなので、
初めての人でも理解することができる言葉でお話する必要があります。
わかりやすい例でいうと、
いきなり「データベースが~・・・」みたいなことも言われても
理解できませんよね。
そうゆうお客様方のためにわかりやすい言葉を使います。
「データを格納しておくための箱みたいなものがありまして。・・・」
表現を少し変えるだけで何となくイメージがつきやすくなるのではないでしょうか。
これは正直どの業界でも共通しているかもしれませんが、
IT業界を特に理解しやすい言葉で会話する必要があります。
「話す力」・「相手の立場を考える力」
少しずつ身に着けていくことができればいいと思います(^^)
理系出身のお客様が一番やりづらい
大学まで理系を先行している方だと「C言語」を少し勉強したり、
業務の中でマクロを組んでいる方もいます。
そうゆうお客様から私たちの立場を見ると
「SEはITのスペシャリスト」に見えてしまうため、
無理な要望やお願いをよくされます。
最近あった例でいうと、
- 簡単な機能の構築はすぐ作ってと言われる
- イメージだけで会話してくるため、難しい機能もすぐ構築できると認識している
- やたらと見積もりに難を付ける(これは仕方がないかもしれませんが・・・)
1. SEとして仕事をしていると作業割り当ても事前に決まっているため、
突発的な対応が簡単でないときももちろんあります。
2. すでに構築されているシステムを改修しようとすると、
他に影響が出ないか調査する必要もあります。
3. お客様もお金を出す側なので、
納得できる金額でないと発注できないこともわかっています。
ですが、
一つ一つの積み重ねがSEの作業時間を奪っていることまで気づいていない人が多いです。泣
もちろん知識を持っている方は説明を楽になるのですが、
お客様自身があいまいな状態であることが多いため、無理を言われることが多いです。
そうゆうときでもその人の扱い方を知っておくと楽に物事を進められたりするので、
どうゆう人なのか知っておくといいかもしれませんね。
まとめ
SEは孤独ではありません。
SEは誰にでもわかる言葉で説明する必要があります。
SEは無理を言われることが多いです。
このように記述すると大変さももちろん伝わると思います。
ですが一つ一つがやりがいにつながってます。
新しいことに挑戦できる業界であることは間違いありません。
文系・理系関係なしで活躍することももちろんできます。
結論:自分の成長を感じやすい職種だと思います。
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