前回、
プログラムを早く作るために必要なことを書かせていただきましたが、
追加で内容を補足したいと思います。
エンジニアになる前は
「プログラムを作る時間が遅れてメンバーに迷惑をかけるかも」
「残業が増えてしまうかも」
など頭に思い浮かぶ人も多いと思います。
ですが今回と前回の記事を読んでいただければ、
プログラムを作る時間を少しずつ短くすることができ、
前工程への出戻りを少なくすることができます。
SEを経験してきた筆者ですが、
初めはプログラムを全く書くことができませんでした。
そんな人間が今は
「プログラムなら〇〇に任せれば問題ない」
といわれるほど成長できました。
ぜひ内容を読んでみてください。
※前工程・・・例1).プログラムのテストをしていて、プログラムの製作に戻ること。
例2).プログラムを製作していて、設計工程に戻ること。
SQLの勉強が一番大事
SQLはデータベース(データがたくさん登録されている箱)とやり取りを行うための言語です。
どの言語を使っていてもSQLは必須の知識となります。
またデータの取り方はかなり苦労する部分でもあります。
SQLで一般的なものは、
- SELECT文(検索処理)
- INSERT文(登録処理)
- DELETE文(削除処理)
- UPDATE文(更新処理)
となってます。
この四つだけでもなんとかなるのですが、
基幹システムといわれる大規模なシステムになると複雑さが増します。
ここで一つ覚えておいてもらいたいのが、
大規模なシステムとは「データ量が圧倒的に多いです。」
つまりDBに格納されるテーブル数も増えます。
※DBはテーブルのまとまり。テーブルは各データが入っている場所。
「DB:テーブル=1:多」のようなイメージですね(^^)
プログラムを作る際はDBとやり取りする際、
必要なSQLで問題がないことを確認し、必要な項目を受け渡すための設定を記述します。
そのSQLですが、
実際に書いてみることが大事です。
書いてみた結果を実行し、どのようなデータが返却されるのか。
そこを一つ一つ見ながらイメージを付けていくことが大事です。
なおSQLを書く際にいきなり答えを出そうとしてはいけません。
焦らず一つ一つ必要な情報を記述して組み合わせながらSQLを構築していきましょう。
大事なことは、
「いきなり答えを書こうとしてはいけない。」
です。
写経から始める
写経は既存のプログラムをそのまま書きうつすことを意味します。
- 参考書のプログラム
- 先輩が作成したプログラム
- ネットに記載されているプログラム
どんなプログラムでもいいので、
記載されている内容をそのまま打ち込むことを続けてください。
もちろん内容を記載するだけではなく、
それぞれのソースコードがどんなことをやっているのかを調査しながら進めることが肝です。
自分がわからない部分はメモを取りながら、構文を覚えることが大事です。
プログラムの作成経験が少ない方ほど、写経はおすすめだと思います。
初めはプログラムを書くことに拒否感があります。
まずはプログラムを書くことから慣れ、ソースの意味を理解していきましょう(^^)
開発ツールを最大限に活用
開発ツールはたくさん種類があります。
筆者は
・Java ⇒ Eclipse
・C# ⇒ Visual Studio
・DB ⇒ Object Browser
を中心に作業していますが、
開発ツールのショートカットを覚えるかそうでないかで、
開発工数の差が大きくなります。
開発ツールだけではないのですが、
Excelの関数についても同じことが言えますね(^^)
ショートカットはネットで調べればたくさん出てきます。
が!!!よく使うであろうショートカットを覚えておけばいいです。
使わないショートカットまでは覚えなくていいです。
例えばEclipseのおすすめだと「F3」ですね。
プログラムの中に書かれた処理の定義まで一気に遷移できます。
戻るときは「alt + ←」で戻れるので、わざわざプログラムを探す必要もありません。
自分用の参考書を作成しよう
一度調べて内容はExcel等に記載し、いつでも見返せるようにしましょう。
これは必ずやるべきです。
できれば電子データで作成することをお勧めします。
仕事をしている中で、
全く役に立たないサイトが上位に表示されることが多いです!!笑
自分がJavaの書き方を知りたいと思っていても、
結局詳細な内容が書いてなく調査の時間が大幅にかかります。
調査時間を少しでも短くするために、
一度調べて理解した内容は「自分ノート」として残しましょう。
Excel内にわかりやすく残しておけば、
ネットで調べるより工数を短縮することができますよね(^^)
このような小さい積み重ねがプログラムを早く作るために必要な作業です。
そしてもう一つメリットがあります。
自分ノートは他人に見せることができます。
自分が理解した内容を他人に評価してもらうことで
・整合性チェックができたり、
・後輩に教える
ことができます。
周りを巻き込む行動としてもプラスの行動ですよね(^^)
どんどんGiveする行動をとっていきましょう!
まとめ
前回の記事を含め大事なことを列挙します。
- データ(業務)を理解
- 先人の知恵をフル活用
- 悩むのではなく考えろ
- SQLを学ぼう
- 写経から始めよう
- 開発ツールの使い方も学ぶべき
- 自分ノートを作ろう
7つ記載しましたが、全く難しくありません!!
小さいことの積み重ねではありますが、続けて作業を行うことが大事です(^^)
筆者は自分でプログラムが書けるようになりたいと思い、
自分がいいと思ったことをたくさん試してきました。
その中から今でも継続している行動を列挙してますので、
必ず役に立つと思います。
ぜひこの情報をもとに行動してみてください(^^)
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